2025.02.10

  • プレスリリース

世界で初めて、オックスフォード大学出版局のAI学習ツール「LAURA」京進の英会話ユニバーサルキャンパスにて導入開始

株式会社京進は、世界で初めて、イギリス オックスフォード大学出版局が提供する子ども向けAIによる英会話学習ツール「LAURA(ローラ)」を、京進の英会話ユニバーサルキャンパスに導入開始しました。2024年12月から試験導入を開始し、2025年より本格的にレッスンで試用を開始しました。

このツールは、オックスフォード大学出版局が、韓国のiPortfolio社とともに開発した子どものための英会話教材で、デジタル教材に組み込まれたAIとの対話により英会話学習が効率的に進められるものです。英語教育に関して日本よりも先進的な韓国の技術と日本でのテストにより、子ども向けに開発されたAIツールとして独自のものとなっています。ツールの開発にあたっては、京進のレッスンで試用するなどの開発協力を行ってきました。

京進の英会話ユニバーサルキャンパスは、2019年に国内の英会話スクールとしては初めて、オックスフォード大学出版局との提携を行い、全国22校のユニバーサルキャンパスにおいてオックスフォードクオリティの英語指導法や教材を用いて質の高い英語教育を提供してきました。

LAURAの導入については、12月より全国のユニバーサルキャンパスにて順次利用を開始し、2025年1月のレッスンより本格的に全校で導入します。ユニバーサルキャンパスでは、LAURA導入による集客効果を前年比110%以上と見込んでいます。

オックスフォード大学出版局では、今後、日本市場において公教育への販売を視野に入れています。当社は、学校教育での導入が進めば、将来的にLAURAを家庭で利用するためのチューター事業を構想しており、各家庭に向け学習サポートサービスを広く行うことも構想しています。

■LAURAの概要
Language Assistant Utilizing Reading Analyticsの略称。
会話型 AI チューターで、子ども (4~15 歳) の発音、ストレス、イントネーションなどを理解するようにトレーニングされています。オックスフォード大学出版局とiPortfolioが蓄積した学習分析データに基づいて、学習者の年齢と英語レベルに合わせた会話が行われます。学習者の発言に応じて、自然な対話となるようAIが受け答えをすることで、学習者は自然と楽しく会話力を向上させることができます。

  • 児童英語学習用AIツール
  • 日本・韓国の学習者から収集された10年以上のデータを基にオックスフォード大学出版局が開発
  • 読む・聞く・話す・書く、の4技能の学習に応用可
  • 自宅学習だけでなくレッスンでの利用も可能
  • LAURAが組み込まれたデジタル教材「Let’s Go with LAURA」で学習。
  • 学習者のレベルに合わせて、それまでに学習した単語やイディオムを使ってAIと会話。

■「LAURA」と一般的なAIの比較

一般的なAIAIツール「LAURA」
発音ネイティブの発音を学習、日本人のアクセントに弱い日本人学習者の発音を学習、未熟な発音にも対応
会話内容学習内容に沿った会話を続けることに不向き学習内容に沿った会話が可能
文法間違った文法を理解せず、修正しない文法の修正やより良い表現の提案を行う
設計大人向けに設計子ども向けに設計、道徳や社会ルールも教えられる
正誤判定学習の正誤判定が別途必要学習内容に基づくため、学習の正誤判定が容易
連携機能教員との連携機能はない教員と連携する機能あり※LMS

※効果的な学習を支えるLearning Management System(LMS)
教員が家庭学習の進捗を一括管理し、学習状況に応じたフィードバックを提供できるシステム。これにより、家庭での学習も講師と連携しながら進めることができ、効果的な学習が可能となる。

■導入の背景と期待される効果
「LAURA」は、既にユニバーサルキャンパスで導入済みのオックスフォード大学出版局の読書アプリ「Oxford Reading Club(ORC)」に追加される新しいコースブック「Let’s Go」に搭載される機能として提供されます。

これまでにユニバーサルキャンパスではORCを利用した家庭での読書で多くの生徒が英語力を向上しています。例えば、ORCを利用して2年間で600冊の本を読んだ小学1年生の女子児童は、ネイティブと同等の発音をマスターし、15万語以上の単語を学びました。ORCの利用で得られた目覚ましい成果に基づいて、対話型AIツールの導入が決定されました。これにより、生徒は読書に加えて家庭でも質の高い英会話の練習を続けることができ、ネイティブスピーカーと同等の発音や語彙をより効果的に習得することが期待されます。

英会話においては、ネイティブスピーカーと2000時間以上会話をすることで高いレベルに到達するとされていますが、AIツール「LAURA」とLMSを活用することで家庭での学習時間を効果的に増やすことができます。

【オックスフォード大学出版局株式会社】
本社:108-8386東京都港区芝4-17-5 相鉄田町ビル3階          
設立:1957年11月
代表取締役社長:中村 清和
事業内容:英国オックスフォード大学の一部局として、学術、研究、教育の振興に寄与することを目的に設立され、英語教育教材、学術専門書・一般書の出版および販売、研修・コンサルティング事業を手掛けている
電話番号:03-5444-5454(代表)
ホームページ:https://www.oupjapan.co.jp/ja/


【株式会社京進】
本社:600-8177京都市下京区烏丸通五条下る大坂町382-1
設立:1981年4月
代表取締役社長:立木 康之
事業内容:総合教育サービス(幼児から高校生までの学習塾、個別指導教室のフランチャイズ事業、英会話、日本語教育)、保育、介護事業、フードサービス事業、キャリア支援
従業員数:2,180名(連結2024年5月末現在)
サービス事業所数:519カ所(連結2024年1月末現在)
電話番号:075-365-1500(代表)
ホームページ:https://www.kyoshin.co.jp/group/

[2025年2月10日]