2024.10.17

  • プレスリリース

京進の日本語学校KLA主催 全国日本語スピーチ大会9月18日に開催 3,000人から選ばれた15人の多国籍の留学生たちが日本語で自分の思いを表現

京進グループの運営する日本語学校「京進の日本語学校KLA」は、2024年9月18日(水)に国立オリンピック記念青少年総合センター(東京都渋谷区)で、「第8回KLA全国合同スピーチ大会」を開催しました。全国のKLA9校舎で学ぶ3,000人以上の外国人留学生のうち、15名の各校代表が日本語によるスピーチを披露し、金賞・銀賞・銅賞・特別賞の4名が決定しました。留学生たちは、自分の夢や考え、経験などを通して、多文化共生社会の実現にもつながるメッセージをそれぞれ発表しました。

日本学生支援機構(JASSO)が今年5月に発表した「外国人留学生在籍状況調査結果」によると、2023年5月1日時点で日本全国の日本語学校に在籍する外国人留学生は9万719人で、2011年の調査開始以来で過去最多となっています。新型コロナ感染症の影響で留学ができなかった時期を経て、日本への留学を希望していた外国人が来日してきたことが要因の一つとみられ、近年、日本語学習の需要は高まっています。

京進の日本語学校KLAでは、質の高い日本語教育と、国内での体験を重視して日本語学校を運営しています。2016年にスタートしたKLA全国合同スピーチ大会は今回が8回目で、2年ぶりに東京で開催されました。大会当日は、東京の校舎に通う留学生約550名が会場で応援しました。大会では学生たちのスピーチ発表に加え、各校からの応援動画の放映や国際色豊かなパフォーマンスも行われ、参加者全員で日本語学習の楽しさを共有しました。

この大会は、出場する学生の成功体験を生むだけでなく、大会運営にかかわる留学生の経験と人間的成長も目的としています。スピーチ大会では司会進行や会場の誘導、告知ポスターやプログラムの表紙のデザインなども留学生が行っています。

京進は「人の一生に寄り添う企業」として、今後も留学生が安心して学び、成長できる環境を提供することで、グローバル社会で活躍できる人材を育成してまいります。

◆入賞◆

金賞『東京に来てから発見したこと』 シュウ カイゼンさん(中国)

日本で暮らすには英語だけでも可能なことも多いが、日本語でコミュニケーションを取ることがより相手や文化の理解につながる。十人十色という言葉があるが、相手を知れば日本での生活がカラフルになると思った。

銀賞『手紙で届けたい大切な言葉』リ カさん(中国)

時代から遅れていると考えていた手紙。学生時代に出会った日本人とメールで連絡が上手くいかず交流が途絶えたが、実は手紙が届いていて再会できた。ものごとを見直す経験となり、大切なことは手紙に書こうと思った。

銅賞『私が好きな日本語』シュク ゲンタクさん(中国)

日本語の魅力は、豊かな表現力と擬音語の美しさ。「さくさく」や「ふわふわ」は感情やニュアンスを丁寧に伝え、学び続ける楽しさを感じる。美しい音や言葉が交流を深め、日本語の奥深さを探求していきたい。

特別賞『留学生にとって一番大切なもの』ミリンダさん(スリランカ)

来日してすぐに日本語が上手く使えず失敗していたが、懸命に学んでコミュニケーションが取れるようになり生活が改善し日本への理解も増えた。夢をかなえるためにも、留学生にとって日本語を学ぶことが一番大切。

【大会概要】
■大会名称:第8回KLA全国合同スピーチ大会
■日時:2024年9月18日(水)12:30~16:00(11:50開場)
■場所:国立オリンピック記念青少年総合センター カルチャー棟 大ホール
■参加校:京進ランゲージアカデミー国内9校(OLJ校、新宿校、DBC校、上野校、名古屋北校、京都中央校、びわこ校、大阪校、神戸校)
■発表者:9校から選出された15名の代表者
■審査項目:内容、構成・表現の適切さ、テーマの明確さ、オリジナリティ、独自の視点、スピーチの聞きやすさ、アピール度、感銘度

留学生デザインの大会告知ポスター   

留学生デザインの大会パンフレット表紙

【大会運営委員の留学生のコメント】
「日本語を向上できる機会だと思った」「敬語の使い方を学んでみたかった」
「他の学校で学ぶ新しい友だちができた」「たくさんの国の人と日本語で話せた」
「楽しかった。貴重な経験になった」


【京進の日本語学校KLAについて】 https://www.kla.ac/jp/

京進の日本語学校KLAは、京進グループが運営する日本語学校です。「日本と世界の架け橋となる人材を育成する」というミッションステートメントをかかげ、日本の大学・大学院・専門学校への進学を希望する学生や日本での就職を目指す学生を対象に日本語教育を行っています。

[2024年10月15日]