2025.12.18

  • プレスリリース

災害から高齢者が身を守るために~京進グループの高齢者避難訓練ピタラボ大津瀬田が防災力向上を目指した訓練週間を実施

株式会社京進が運営する高齢者のための施設「京進のリハビリフィットネス Pita Lab(ピタラボ)大津瀬田(以下、ピタラボ)」では、2025年11月24日(月)~12月5日(金)の期間、利用者を対象に職員とともに「避難訓練週間」を実施しました。

本活動は、高齢者が災害時に迅速な判断と行動ができる環境を整えるための防災意識向上を目的とし、ピタラボのプログラム「学びのレッスン」で行われました。地震防災と火災防災の2つのテーマを中心に、講話や防災クイズ、避難経路確認と実践訓練を組み合わせ、学びと実践を融合した内容で構成されています。

訓練を通じて、施設利用者だけでなく職員自身が防災設備の設置場所確認や役割分担の再確認を行い、災害時の連携を強化する成果を得ることができました。

【訓練の概要】
■ 実施期間:2025年11月24日(月)~12月5日(金)
 ➤ 前半:地震防災訓練(11月24日~28日)
 ➤ 後半:火災防災訓練(12月1日~5日)
■ 実施時間:午前・午後の「学びのレッスン」内で、1日約30分間
 ※利用者の来所頻度(例:週1~2回)のため、各参加者の実際の受講は2週で計2回程度
■ 活動内容:
 ① 地震防災訓練:
   「東日本大震災」を事例に、被害が特に大きかった高齢者のリスクについて学ぶ
   防災ルール「おはしも」(押さない・走らない・喋らない・戻らない)の徹底
 ② 火災防災訓練:避難経路確認と防火設備の概要説明
 ③ 防災クイズ:「シニアカレッジ」の動画活用により、楽しく理解を深める
 ④ 避難経路確認・実践訓練:施設内の避難経路を確認し、参加者と職員で意見を共有

【意識変化と参加者の声】
訓練後の参加者の声から、防災意識の向上が確認されました。

「勉強になった」50%
「知っている内容だった」30%
「無回答」20%

「利用者同士で意見を交換し知識を共有した」50%
「自身の経験・体験に基づき話し合いを行った」30%
「防火管理者による専門的意見交換」10%
「無回答」10%

● 職員間の気付きと意識向上:
 ・防災設備の設置場所を再確認できた
 ・職員同士の役割分担が再確認できた
 ・災害発生時の対応や、利用者・自身の家族に対する意識、責任感を深める契機となった

【参加者の声】
訓練を通じた学びが、利用者自身の家庭や身近な環境への防災意識向上につながりました。
 「自宅の防災バッグを確認するきっかけになった」
 「家族内で災害時の避難について話し合う機会を作りたい」
 「歳だからと諦めるのではなく、できることを備える大切さに改めて気付いた」

【今後の取り組みと地域貢献】
ピタラボ大津瀬田では災害記憶の風化を防ぎ、利用者一人ひとりが安心して過ごせるよう継続的な防災教育と実践的な避難訓練を定期的に実施していきます。特に、次回の避難訓練を東日本大震災が発生した 2026年3月11日 に計画。災害時の安全と迅速な避難を可能にするため、内閣府の防災計画をもとに、プログラムをさらに充実化させていく予定です。

京進グループでは、お客さまが安全に安心してサービスをご利用いただくための体制づくりに、全社をあげて取り組んでいます。今後も人の一生にかかわる企業として、それぞれのサービス特性に応じて求められる安全対策につとめてまいります。

【京進のリハビリフィットネス ピタラボについて】https://pita-lab.kyoshin.co.jp/

元気で活動的に生活したいと考えている高齢者を対象とした、半日型のリハビリデイサービスです。フィットネスクラブやスポーツクラブに通うような感覚で利用でき、6つの運動プログラムから自分に合ったコースを選んで利用できます。運動プログラム以外にも、スマホ講座など、学びの企業である京進ならではの「学びのレッスン」も提供します。現在、滋賀県大津市に1号店を展開しています。

[2025年12月18日]