2020.05.28

  • プレスリリース

~中国の未来の介護士たちにオンライン特別講義~ 国際介護士 上地智枝先生×株式会社京進のコラボレーション

株式会社京進は、6月7日・14日(日)の2日間、中国の提携教育機関に通う学生を対象に、日本の介護を世界に広める活動を実践している国際介護士 上地智枝(うえちともえ)先生によるオンライン特別講義を開催いたします。介護現場において輝ける、未来の介護士人材の発掘とその成長への一助となることが狙いです。

今回の講義は、中国湖南省長沙市にある「長沙明照日本語専修学院」の提携大学で看護や介護について学んでいる学生を対象に、日本国内でフリーの介護福祉士として活動する傍ら、日本の介護を世界へ広めるために、中国各地でも介護技能実習生入国前講師や看護学生向けに講義を行っている上地先生に、日本における介護士の仕事、職業倫理や理念、介護施設利用者の尊厳などについて語っていただきます。

今回の上地先生の講義は、日本の介護士としての仕事を紹介すると共に、「介護人としての心の行動のあり方」にも多くの学びがある内容となっており、講義を通じて日本式の介護に興味を持ってもらうことで、日本での介護の技能実習を考えるきっかけに繋がることを目的しています。

京進では2014年度から、日本での就労を希望する外国人と、優秀で意欲的な外国人就業者を求める企業を結ぶ国際人材交流事業を行っており、そのひとつに介護技能実習生への来日前教育があります。京進の「国際介護人材育成向け日本語教育プログラム」は、語学としての日本語教育だけでなく、介護事業を持つ強みを活かした介護専門語彙の学習や介護現場を想定した会話や知識、マナーなど、来日後の実習や就労を円滑に進めるために欠かせない項目を盛り込んでいるのが特長です。

人間の尊厳を原則とした介護に対する倫理観や考え方を学ぶことは、職務理念の醸成・育成や、来日後に実習生たちがしっかりとした決意と熱意をもって、現場に臨むための力となります。多面的視点を持った日本語教育には、技能実習生たちが単に労働力としての要員となるのではなく、その仕事に対してのやりがいを体感できるという、技能実習本来の目的を達成する上でも大変に重要です。

日本の介護を知り学ぶことで、多くの職能技術と高い職業意識を育てた未来の介護士たちが、日本や世界の介護現場で活躍していける礎作りに、京進はこれからも邁進してまいります。

 

【概要】
■日時 2020年6月7日・14日(日)の2日間、10:00~13:00
■講師 国際介護士 上地 智枝

【講師プロフィール】
兵庫県宝塚市生まれ。看護師の姉の助言でヘルパー2級を取得、特別養護老人ホーム勤務からスタートし、介護士として18年のキャリアを持つ。2016年フリーランスの介護福祉士・国際介護士として活動開始し、生き方の支援者としての介護の魅力を発信。介護士としての仕事の傍ら、アジアへも活動の幅を広げ、中国各地にて介護技能実習生入国前講師や看護学生向けに日本の介護に関しての講義なども行っている。

バリ島 認知症介護イベントにて

<活動抜粋>
2017年   大阪公認介護研修eラーニング 認知症研修講師
2017年8月 中国養老施設の日本研修チーム向けスタッフへ介護の現状に関しての講義
2018年5月 中国北京にて介護技能実習生入国前講師(京進委託講義)
2019年4月 中国長沙にて看護学生向け 日本の介護に関しての講義
2019年6月 中国上海開放大学にて介護教員向けの日本式介護の現状に関する講義

■講座内容予定

1回目 「介護の仕事・介護職の職業倫理」「理念(虐待、身体拘束しないケア)」
「プライバシーの保護」「尊厳・ノーマライゼイションとは」
2回目 「自立支援」「認知症とは」「介護を必要とする人への理解とまとめ」

■対象 中国湖南省 長沙明照日本語専修学校の提携大学に通う、看護・介護専門を学ぶ学生(日本の大学1年生に相当)
■定員 50~60人を予定
※メディアの方の取材も歓迎しております。お問い合わせは、京進 広報部までお願いいたします

 

<京進の技能実習生来日前教育>