人格をつくる
個人が変革・成長することによって、個々の組織の変革・成長や企業の変革・成長が実現できます。
当社の社員として、「個々人が成長してほしい」という思いを込めて、今月は、以下のようなメッセージを贈りました。
人は、生まれつき素晴らしい考え方や行動ができるわけではありません。
人は、あらゆるところで学び、考え、経験を重ねることにより、徐々に成長します。
ですが、生まれつき持っている「煩悩」や「五見」に邪魔されて、失敗することもあります。
■煩悩■
貪(どん):貪る(むさぼる)、欲張ること
瞋(しん):すぐに怒ること
痴(ち):知らないこと
慢(まん):いい加減にすること
疑(ぎ):なんでも疑うこと
■五見■
身見(しんけん):自分自身を中心に考えること
辺見(へんけん):一面的な考え方をすること
邪見(じゃけん):偏った主張で否定すること
見取見(けんしゅけん):一つのイデオロギーに凝り固まって考えること
戒禁取見(かいきんしゅけん):独断的な因果律からいましめること
人は、「煩悩」に悩みながら、克服しょうと努力しますが、「五見」を用いることによって、誤れる自己、愚かな自己、醜い自己を隠蔽しようとすることがあります。あるいは、それによってむしろ大見栄をきるということもあります。
そうならないよう、以下の考え方に従い、行動したいものです。
■■■ものの考え方三原則■■■
長い目で見る:目先にとらわれない
多面的に見る:ものの一面、一辺だけを見ない
根本的に見る:枝葉末節に走らない
この考え方に則り、あらゆる経験を積み、成長していきたいものです。人格とは、一生かかってつくるものです。その取り組む長さが、社会でのその人の評価に繋がると思います。
社員ひとりひとりが人格を高め、評価を高められるように尽力し、それが当社の評価となり、社会から求められる企業を目指してまいります。
代表取締役会長 立木 貞昭