話術・話芸を磨く
私たちの仕事を考えると、塾教師として生徒の学力を伸ばすことが第一義の仕事で、それを疎かにしては成り立ちませんが、一方では生徒たちを魅了し、惹き付ける“話術・話芸”が要求される世界でもあります。
最近話題の「DJポリス」をご存知でしょうか?サッカー日本代表がW杯出場を決めた6月4日の夜、渋谷駅前のスクランブル交差点を埋め尽したファンを、指揮車の上からユーモア溢れる華麗なトークで歩道に誘導し、若者たちの心を惹きつけ、喝采を浴びた警察官です。 当日の言葉はすべて自分で考え、「人の心に響く、琴線に触れる」を心がけ、現場の状況や人々の年齢に合わせて柔軟にアレンジしたとのことです。
教室の雰囲気や生徒の状況に合わせた「心に響く」授業を毎回心がけていますか?
「一本調子」で生徒が乗ってきてくれない自己満足の授業をしていませんか?自分の授業に聴き入ってくれない、集中してくれない、更に言えば、自分はこんなに熱心に必死に授業をしているのに、生徒の成績に成果が出ない、そんなことはありませんか?
そう感じた時は、自分の授業をモニターで録画して、授業を受ける生徒になりきって聞き直してみてください。きっと、自分が気づいていない何かを得ることができるはずです。
「生徒の心に響く、琴線に触れる」話術・話芸を磨き、場面、場面で語るエピソードを準備することにより、生徒のやる気を引き出し、惹きつける授業で、大きな成果が出る夏期講習となるよう万全の準備を続けてください。よろしくお願いします。
代表取締役社長 白川 寛治