経営品質を向上させる
学習塾部門では、本格的に新学年の授業がスタートしました。初めて塾へ通う生徒たち、また、お子様を見守る保護者の皆様には、一刻も早くご安心いただけるよう、ひとりひとりを大切に、温かく手厚い対応を心がけております。4月からは、保育園には新しい園児がたくさん入園します。初めて親の手を離れて過ごす子どもたちにも、早く新しい環境に慣れるよう、愛情を持って接してまいります。また、当社が運営する日本語学校にはたくさんの留学生が入学します。制度も文化も風習も違う国での生活の始まりです。まずはその不安を解消し、日本語の学習に集中できるように対応してまいります。
さて今回は、京進が「リーチング」「アメーバ経営」とともに、組織成長と人材育成の3本柱として取り組んでおります「経営品質向上プログラム」についてお話させていただきます。経営品質の向上とは、組織が継続的な経営革新(イノベーション)に取り組み、「卓越した経営」を目指すことです。経営品質を向上するにあたっての基本理念があります。以下の基本理念に沿った考えで経営革新を進めなければならないとされています。
1.顧客本位
組織の目的は、「顧客価値の創造」とされます。顧客から見た価値がすべてに優先する基準であり、すべての評価は顧客への価値を創造、提供することができているかということになります。
2.独自能力
同質的な競争を避け、競争優位性を確保するためには、独自能力の追求が重要とされます。独自の見方・考え方・方法による価値実現を目指し、競合する他組織とは異なる競争軸、独創的な価値提供、長期的な全体最適の経営が重視されます。
3.社員重視
社員ひとりひとりを大切にし、社員のやる気と能力を引き出すことが重要とされます。社員は組織において最も大切な経営資源。社員ひとりひとりが顧客の視点に立って仕事を行い、チーム力を発揮することで、組織として顧客価値の創造に取り組むことが求められます。
4.社会との調和
社会に貢献し、調和することが重要とされます。組織は社会を構成する一員。社会に対して価値を提供し、社会から信頼される存在となることを目指すということです。
私は、京進の考え方や価値観、方針、施策、あらゆる取り組み、そして日々の従業員の仕事、それらすべてが経営品質を向上させることと直接結びついていると確信しております。4つの基本理念に基づき、創業50周年への初年度、より一層の経営品質向上を目指して尽力してまいります。
代表取締役社長 白川 寛治