自然災害への対応
6月18日に大阪府北部で地震が起こり、緊急時の社内体制を再整備し従業員に向けて思うところをお話いたしました。それから間もなく、7月5日から始まった平成最大の豪雨が西日本を襲い甚大な被害をもたらしました。
ニュースで大雨警報や特別警報の地域が拡がるのを見るたびに、中四国・九州にある当社グループの学習塾、保育園、日本語学校、介護施設はどうなっているだろうか、と心配が拡がっていきました。幸い、当社グループの塾や施設で大きな被害はなく、生徒・利用者・スタッフも含めて怪我なく運営を継続することができています。
今回の災害では、水の怖さを再認識するとともに、西日本各地で多くの死者・被災者が出たことについて心痛む毎日が続いています。亡くなられた方に対して、心から哀悼の意を表します。
この地震・大雨により、私は3週間という短い期間で二度、校や教室の開校判断という難しい決断を迫られました。私のクレドのひとつに「大善と小善を意識し判断する」というものがあります。しかし今回の災害では、刻々と状況が変わる中、何が大善で何が小善なのか「判断の境界線をさまよいながらの最終決断」となり、非常に難しいものでした。
今後も、京進グループとして最重要課題としている安全対策に継続して取り組みます。講師・スタッフなどの従業員だけでなく顧客も含めた連絡体制を整え、緊急時のための準備をしっかりと進めてまいります。
代表取締役社長 福澤 一彦