経営の原点12カ条
今月は、私が経営を学んできた師匠の一人である、盛和塾の稲盛和夫塾長の「経営の原点12カ条」について紹介し、京進の価値観との共通点を考えてみたいと思います。
第1条「事業の目的、意義を明確にする」
事業の目的、意義は次元の高いものであり、公明正大な目的でなければなりません。
京進の経営理念が、これに当たります。
「私たちは、全従業員の物心両面の豊かさを追求するとともに、日本と世界の教育・文化の向上、社会の進歩と善良化に貢献します」
第2条「具体的な目標を立てる」
目標は漠とした数字ではなく、組織ごとにブレークダウンされた目標数字があり、さらに一人ひとりの社員まで明確な指針のもと、具体的な目標を持っているべきです。
京進でのアメーバ経営と、自立型人間育成システムであるリーチングがそれに当たります。
第10条「常に創造的な仕事をする」
創造的な仕事を心がけ、今日より明日、明日より明後日と、常に改良改善をしているかどうかで、独創的な経営ができるかどうかが決まります。
京進の大切な社是としている「私たちは、常に創意工夫をし、絶えざる革新を心がけます」という考え方に通じていると思います。
第11条「思いやりの心で誠実に」
相手を思いやるという「利他」の行為は、一見自分たちが損をするように見えても、長いスパンで見れば、必ず素晴らしい成果をもたらしてくれます。
ここでも、京進の3つの原則の一つである「私たちは、ひとりひとりを大切にします」と同じ心を表しています。
第12条「常に明るく前向きに、夢と希望を抱いて素直な心で」
事業には次から次へと様々な経営課題が現れてきますが、苦しい局面ほど、夢と希望を失ってはなりません。自分の将来には必ず素晴らしい未来が待ち受けているのだという確信を抱いて、明るくポジティブに生きれば、運命は必ず開けていきます。
稲盛氏の考えられた経営の12カ条は、京進の組織価値観と同じ方向を目指している部分が多くあります。京進の全従業員に、このようなことを意識して仕事に取り組んでもらいたいと考えています。
※京進の企業理念につきましてはこちらをご覧ください。
代表取締役会長 立木 貞昭