2020.09.25

「守・破・離」

「守・破・離」という言葉を、ご存知でしょうか。

「守・破・離」とは、茶道や武道の修行のプロセスを3段階で表したものです。
守は「基本や型を身につける段階」、破は「既存の型を破り発展させる段階」、離は「基本や応用から離れ、独創的かつ個性を発揮する段階」を指すと言われています。
「守・破・離」は、誰もが使える「道を究める上達への近道」のひとつだと考えています。

私が社長になって丸3年が過ぎました。

このうち、今年2月からの9か月間はコロナウィルス感染症の対応に追われましたが、この3年は「守・破・離」の「守」と「破」を意識して仕事に向き合ってきました。
私にとってのメンターである会長から学び引き継いだものを、更に発展させていけるよう、日々努めています。

社長に就任した時、京進を見つめ直し、取り組む必要のある課題として特に意識したものに「公平性・透明性・革新性」ということがあります。その実現のため、人事制度を見直し、様々な面においての視える化を図り、職場の風通しを良くし、権限委譲を推し進めてきました。また、社員満足度の向上、質の向上、職場の活性化にも力を注いできました。こうした実践を続ける中で実現に必要だと感じたことが、常に重要であると口にしている「笑顔」であり「基本の徹底」であり「対話」でした。

この3年で出来たこと、出来なかったこと、どこまで出来たのかについてきちんと振り返りながら、今後は「守・破・離」の「離」を強く意識し、会社と従業員が身に付けて育ててきた力を、オリジナリティを加えて大きく羽ばたかせられる企業作りを念頭に、一日一日業務にあたろうと決意しています。

 

代表取締役社長 福澤 一彦