自己肯定感を高める
第七波が囁かれている新型コロナウイルス感染症。受け止め方は変わってきたものの、その収束は見えておらず、感染予防対策から解放される日はまだまだ遠いようです。京進では、お客さまの安全・安心のため、各事業において引き続き丁寧に対策に取り組んでまいります。
コロナ禍に加え、2カ月前からはロシアのウクライナ侵攻という悲しい報道、世界的な経済不安と、やりきれない気持ちになることも多くなっています。
明るいニュースが少ないこんな時こそ、不安な気持ちや閉塞感で、メンタルや健康が損なわれないよう「自己肯定感」を高めることが大切だと感じています。
先月の「京進の今」で、自己肯定感を高める習慣のひとつ「リフレーミング」についてご紹介しました。
先日、プロスキーヤーの三浦雄一郎さんが昨年「突発性頸髄硬膜外血腫」という突然の病に倒れ、懸命にリハビリをされている姿をニュースで見ました。手術後の2カ月間はほとんど手足が動かせなかったということですが、そんな状態にある中で言ったと紹介された言葉が忘れられません。
「あまり不安もなかったですね。病気、けが、損傷は治る楽しみがありますから」
見事なリフレーミングだと感じ入りました。
自己肯定感を高める方法として「将来の自分をイメージする」ということもおすすめします。1年後、10年後、20年後、どこまで先の将来をイメージするかは自由ですが、未来のなりたい自分に思いを馳せることで、今日一日を活力あふれるものになるよう、どう行動するかを意識することも、前を向いて進むためには重要だと思います。こうしたイメージを前向きなものにするには、心身の健康も必要です。睡眠は「仕事のひとつ」と考えていいほど大切です。健康面はもちろん、脳の記憶に対しても質の良い睡眠は欠かせません。クレドや実現可能な目標や将来の自分のイメージも、睡眠中に定着を促してくれるからです。
私は残念ながら寝つきが悪い方なので、良い睡眠がとれる方法を色々と試しています。最近は就寝前に、自立神経を整え、良質な睡眠が得られるという「478呼吸法」を取り入れています。楽な姿勢で、鼻から4秒大きく息を吸う、息を止めた後7秒数えながら口からゆっくり息を吐き8秒数える。これを5回ほど繰り返すだけです。皆さんも自分に合った方法で良質の睡眠を取り、自己肯定感を高める取り組みにつなげていってください。
最後に、冒頭でふれたウクライナへの支援についてお伝えいたします。様々な情報をニュースでご承知のことと思いますが、ウクライナの避難民は国外に500万人以上、日本へは現在600人(4月25日時点)を超えています。国を挙げて、避難民への支援活動が活発になっており、当社もできる範囲ですが寄付や避難民救済支援機構への登録の他、日本語学校を有する企業としてできる支援を行ってまいりたいと思います。
代表取締役社長 福澤 一彦