「公平・公正・透明性」と「人財交流」
先日発表しました通り、私の任期満了に従い、当社は8月より新たな社長のもとでスタートいたします。5年前、社長に就任して以来、変わらず持ち続ける「京進を良い会社にする」という気持ちで、残りの2カ月も気を緩めることなく、誠実に全力で勤め上げたいと思います。
今回は、私が社長に就任して以来、大切にしてきたことについてお話したいと思います。
まず意識して取り組んだのは、「公平・公正・透明性」です。当社の給与体系や昇給・賞与の評価などをはじめ、様々な制度を見直しオープンにするよう努めてきました。京進の全従業員が持つ「京進ハンドブック」をバイブルとして携帯し、そこに書かれている、京進がめざすものや経営理念・目標、行動原則などを確実に実践できる会社にしたいと考え、それに取り組んできました。そして、京進を企業として発展させることはもちろんですが、それ以前に人が「働きたくなる」良い会社となるためには、どうすべきかを考え続けてきました。
当社は、「私たちは、人の一生にかかわる企業として、地域一、日本一、そして世界一を目指します」と経営目標に掲げています。これには、まず『質』を地域一にし、その上で、『量』で日本一を目指していきたいと、という思いが軸としてあります。「大きな会社」にする前に、「良い会社」にすることが大切なのです。その実現に向けて、5年前に「人の一生に関わる“一生支援”企業」、更に2年前からは「ステキな大人が増える未来をつくる企業」をグループビジョンといたしました。まだ緒に就いたついたところですが、一歩ずつ着実に進んでいます。
「良い会社」とは何か?について語るときりがありませんが、大切なことは「京進に関わる全ての人が成長し続けられる会社」であることだと思っています。“人財育成”を最重要課題とし、「笑顔・基本・対話」も人を育てることにつながるとの信念を持ち、繰り返しその大切さを訴えてきました。笑顔が職場環境を良くし、基本を徹底することが信頼・信用を築き、対話が京進の絶えざる革新につながると信じています。会社が革新を実現するのではなく、人が革新を行うのです。従業員には変化を恐れず、何事も前向きに取り組んで成長していって欲しいと願っています。
代表取締役社長 福澤 一彦