ミャンマーへの支援活動
1999年からミャンマー国立マンダレー聾学校へ寄付活動をしています。
京進では、1999年からミャンマーのマンダレーデフスクールへの寄付活動を、一般社団法人「国際教育文化医療支援交流機構」を通して行っております。(詳細はこちら)
職業訓練施設、機器類(パソコン、コピー機類、補聴機器など)の充実、インストラクターの養成など、設備面での寄付をはじめ、学校から遠い場所に住む生徒も学校に通えるように、寄宿舎やスクールバスを寄付するなど、毎年幅広い項目での支援活動を行っています。
「開発途上国の自立に貢献できるような大学を作りたい」というのが、創業者立木貞昭のかねてからの夢です。支援活動を通じて、マンダレーデフスクールの人をはじめ、多くのミャンマーの人々と築いた絆と友好関係をさらに深め、ミャンマーの障がい者教育だけでなく、その他の様々な教育に関しても支援を行い、将来的には創業時からの夢である大学も寄付して支援したいと考えています。
支援のいきさつ
京進は、1999年に本社ビルを建築し、大阪証券取引所に上場しました。そうした会社の節目となるお祝い事にはパーティーやお披露目会をするのが一般的ですが、そこにかける費用を社会貢献に充てられないか考えていたところに、「ミャンマーという国があり、比較的少額でも学校が寄付できる」という話をいただきました。
その後、元ミャンマー大使やミャンマー友好協会事務局長からお話をうかがい、ミャンマー総合研究所理事をされている大学教授のご紹介もいただき、「ミャンマー第二の都市マンダレーの聾唖学校(デフスクール)が設備面で劣っていて困っており、寄付をしてもらえないか」というお話があり、具体的に視察に行ったことが京進とミャンマーとの関係の始まりです。
支援の歴史
1999~2000 | 寄宿舎(2階建て)、スクールバス、コンピューター、補聴器、コピー機、天井用ファン、エアコン |
2000~2001 | 職業訓練センタービル(2階建て) |
2001~2002 | コンピューター、プリンター、カラープリンター、ファクシミリ、ミシンと周辺機器、足踏みミシン、ビーズミシン、ボタン付け用ミシン、編機、刺繍ミシン、変圧器、エアコン |
2002~2003 | 手話教育のための教師研修費用(国内訓練、国外訓練)、井戸設備 |
2003~2005 | メインビルディング(2階建て) |
2005~2006 | 寄宿舎(60名収容)、スクールバス、パソコン、コピー機、補聴器類 |
2006~2007 | シルクスクリーン訓練、刺繍訓練、仕立て訓練、パソコン訓練、編機訓練、難聴治療ルーム、その他機具・備品 |
2007~2008 | 情報ネットワーク設備、難聴治療設備、手話訓練、ラーニングセンター、職業訓練センターの修繕 |
2008~2009 | 講堂を職業訓練センターに改造するための費用、聴覚センターの設備 |
2009~2010 | ネットワーク設備、視聴覚センターの改装及び設備、手話トレーニングコース、職業訓練・研修費用・設備、職業訓練センター備品 |
2010~2011 | 寄宿舎の修繕・ベッド購入費、職業訓練設備・IT関連設備 |
2011~2012 | 生徒用飲料水用貯水池設備費用 |
2012~2013 | 机・いす・本棚等家具、職業訓練コース授業料 |
2013~2014 | 教室備品(机・いす・本棚)、職業訓練コース授業料 |
2014~2015 | デフスクール小学校(1年生~4年生)手話カリキュラム作成 |
2015~2016 | デフスクールの手話の本作成、出版費、小学校1年生教科書作成費 |
2016~2017 | パソコン等の買い換え |
2017~2018 | パソコン等の買い換え |
2018~2019 | 男子寮の拡張工事 |
2019~2020 | デフスクール教育関係機械 (パソコン、プロジェクター、ビデオカメラ、テレビ、刺繍機械 等) |
職業訓練センターとは?
職業訓練センターは、マンダレーデフスクールの生徒が、縫製、編み物、パソコンを使ったグラフィック・デザインなどの技術を身につけるために、訓練を受けることができる施設です。 生徒たちは、耳が不自由なために他の学校では職業訓練を受けることが非常に難しいそうです。 そのため、職業訓練センターは、生徒ひとりひとりの自立にとても役立てていただいています。 年々技術が向上しており、中には、技術を磨き、独立して働いている方がいらっしゃいます。
支援の輪を広げるために ―職業訓練センター特製バッグの販売―
マンダレーデフスクールの職業訓練センターで作られたバッグを、京進にお通いいただいている生徒に購入してもらうことで支援に参加してもらいました。 この活動を通して、生徒に「世界に目を向けてもらえるきっかけ」や「支援に参加するやさしい心」を育むことが、少しでもできればと願っています。